ファームウェアアップデートのご案内
2024年7月19日
本日、Cosmo-ZのFPGA設計、ファームウェア、アプリケーションおよびサーバプログラム(cszserver)を更新いたしました。
更新内容
今回の更新により、以下の機能が強化され、また不具合が解消しました。
FPGA設計データ(*.bit)
- 32ch同時にサンプリングしてもハングアップしないようにした
- 拡張DACを使用するデザインを含めるようにした
ファームウェア(libcszapi.a,cosmoz.h)
- ADCの周波数変更時に、稀に同期が外れる現象が起きないようにした
- DACに関するAPI関数を整備した
- MCAの操作に関するAPI関数を整備した
- Linux(ZYNQ)、Linux(Intel x64)、Windows(Intel x64)に分かれていたブランチを統合し、このソースからビルドされたlibcszapi.aはZYNQ Linuxでも、PC Linuxでも使用できるようになった。
アプリケーション(/comoz.elf)
- DACに関するコマンドをサポートした
サーバプログラム(/usr/local/bin/cszserver)
- 波形整形回路やMCAに関する機能を追加
- ADCのリセットに関する安定性の向上を行った
更新方法
Cosmo-ZのFPGAおよびファームウェアをアップデートするには、Cosmo-ZをLANでインターネットに接続し、ご使用のビット数、チャネル数に合わせて、下記のコマンドでアップデートしてください。
DACを使用しない通常デザインの場合
./update-cosmoz boot=normal12bit8ch
./update-cosmoz boot=normal12bit16ch
./update-cosmoz boot=normal12bit24ch
./update-cosmoz boot=normal12bit32ch
./update-cosmoz boot=normal14bit8ch
更新後に、FPGAのバージョンは0x24071301となります。
DACを使用するデザインの場合
./update-cosmoz usedac
更新後に、FPGAのバージョンは0x24071713となります。
/cosmoz.elfのバージョンは、2.7.0.2になります。