UPPの設定方法
設定手順
多くの計測ではTFAとBLR、LLD/ULDおよびGateGeneratorのみ使用し、CFD、Trapezoidal Shaper、Peak Hold、Linear Gateはあまり使いません。
以下の手順で設定します。
- まずは「デフォルト」設定を押して、NaI用のデフォルト設定にします。
- 入力が正のパルスであれば入力反転回路をONにします
- 必要に応じてTFAのパラメータを調整します。
- 波形ビューに戻り、トリガの設定を「USER」にします
- LLD/ULDを設定して、適切なカウントができるようにします
- ULDは最大にします(499mV)
- LLDは小さいほうが低いパルスまでカウントできますが、
低エネルギーの領域をカウントをしても意味がない場合は
無意味なカウントを減らすためLLDを上げていきます。
一般的には5mV~10mVくらいがよいでしょう。
- Trigger Gate GeneratorのWidthの値は0でも構いません。逆に、Widthがあると連続してきた2つのパルスを分離できなくなるので、パイルアップしていると思われる場合はWidthを減らしてみてください。
- Trigger Gate Generatorの信号ソースはデフォルトのままLLD/ULDにします。
- Peak Holdや、Linear GateはThroughのままにします