UPPの設定方法

設定手順

多くの計測ではTFAとBLR、LLD/ULDおよびGateGeneratorのみ使用し、CFD、Trapezoidal Shaper、Peak Hold、Linear Gateはあまり使いません。

以下の手順で設定します。

  1. まずは「デフォルト」設定を押して、NaI用のデフォルト設定にします。
  2. 入力が正のパルスであれば入力反転回路をONにします
  3. 必要に応じてTFAのパラメータを調整します。
  4. 波形ビューに戻り、トリガの設定を「USER」にします
  5. LLD/ULDを設定して、適切なカウントができるようにします
    • ULDは最大にします(499mV)
    • LLDは小さいほうが低いパルスまでカウントできますが、
      低エネルギーの領域をカウントをしても意味がない場合は
      無意味なカウントを減らすためLLDを上げていきます。
      一般的には5mV~10mVくらいがよいでしょう。
  6. Trigger Gate GeneratorのWidthの値は0でも構いません。逆に、Widthがあると連続してきた2つのパルスを分離できなくなるので、パイルアップしていると思われる場合はWidthを減らしてみてください。
  7. Trigger Gate Generatorの信号ソースはデフォルトのままLLD/ULDにします。
  8. Peak Holdや、Linear GateはThroughのままにします