Cosmo-Z Type-C基板
Cosmo-Z Type-C基板はXILINXのFPGA「ZYNQ」を搭載した、高速データ計測&処理ボードです。
188mm×88mmのコンパクトな本体基板には、12bit 125MHzのADCを8ch搭載しています。
このADCは最大32chまで拡張することができ、分解能は12bitのほか14bitと16bitも選択できます。
FPGAはXC7Z030による強力なディジタル信号処理と、ギガビットイーサによる高速通信が可能で、
拡張ボードによりさらに多くの機能の追加が可能です。
応用例 多数のシンチレータからの信号を処理するハードウェア
ADC仕様
- ADC:以下の中から選択
- 12bit 80MHz
- 12bit 105MHz
- 12bit 125MHz
- 14bit 125MHz
- 16bit 125MHz
- 入力フルスケール: ±0.5Vpp
- 入力換算ノイズ 12bit版:200μVpp 14bit版:61uVpp 16bit版:40uVpp
- カットオフ周波数:約50MHz (アンダーサンプリング用途には125MHz以上に伸ばすことも可)
ディジタル部仕様
- 拡張コネクタ シングルエンド信号106本(うちLVDS48組)※拡張ADCに使用
- 2.54mmピッチ ピンヘッダ 1.8V LVCMOS仕様 8本
- GPSインタフェース
- 拡張コネクタ シングルエンド信号106本(うちLVDS48組)
通信機能
- ギガビットトランシーバ XILINX GTXポート2組(6Gbps)
- PCI Express Gen 2×1
- ギガビットイーサ
- USB3.0
*ギガビットイーサの通信速度は、1000Base接続時にTCP/IPで66MByte/s。1000Base-TX接続時には、TCP/IPで12MByte/s弱。
*標準構成ではUSB3.0は使用しないため、事前にお問い合わせください。
電源
- DV5C単一電源 または Power Over Ethetによる給電が可能
- 定格消費電力7~10W (アプリケーションによる)
ソフトウェア仕様
- OS: Ubuntu Linux 14.04
- SSHまたはコンソールから操作するコマンドラインアプリを標準搭載
- Webアプリを標準搭載
- C および Python APIによりオリジナル計測アプリを作成可能
その他仕様
- リアルタイムクロック (電気二重層コンデンサによるバックアップのため航空機で運搬可能)
- 状態モニタ用LED 8個
筐体
Cosmo-Z基板は、基板の状態で提供しているほか、アクリルケース、アルミケースに入れた筐体入りの状態でも提供しています。OSにUbuntu Linuxを採用しています。
PHPやPythonなどのプログラミング言語、またXML-RPC、EPICS、SCPI(予定)による開発が可能です。
注文情報
製品概要 | 注文品番 |
Cosmo-Z Type-C基板 12bit 8ch 80MHz | COSMOZ80 |
Cosmo-Z Type-C基板 12bit 8ch 105MHz | COSMOZ105 |
Cosmo-Z Type-C基板 12bit 8ch 125MHz | COSMOZ125 |
Cosmo-Z Type-C基板 14bit 8ch 125MHz | COSMOZ14125 |
Cosmo-Z Type-C基板 16bit 8ch 125MHz | COSMOZ16125 |
拡張ADC基板 12bit 8ch 80MHz | EXTADC80 |
拡張ADC基板 12bit 8ch 105MHz | EXTADC100 |
拡張ADC基板 12bit 8ch 125MHz | EXTADC125 |
Cosmo-Z 専用アクリルケース | CSZCASEAC |
Cosmo-Z 専用アルミケース | CSZCASEAL |
コネクタLEMOオプション | CSZLEMO |