ホスト名の解決
Cosmo-Zのホスト名について
デフォルトではCosmo-Zのホスト名はcosmozとなっていて、Cosmo-Z Miniのホスト名はcszminiになっています。同一ネットワーク上に複数のCosmo-Zを並べる場合にはホスト名の変更が必要となります。
この名前を変更するには /etc/hostname と /etc/hosts を書き換えてください。
WindowsからCosmo-Z (Cosmo-Z Mini)を発見する
Cosmo-Z上ではsambaというプログラムが動作していて、WindowsからはNetBIOSの名前解決のプロトコルを用いて名前解決されます。
したがって、ホストPCとCosmo-Zに適切なIPアドレスが設定されていれば、WindowsのMS-DOSプロンプトから
ping cosmoz
と入力した場合、名前解決が行われてPINGが通るはずです。PINGが通らない場合はネットワークに問題があるか、名前解決ができていない場合が考えられます。
Webブラウザでhttp://cosmoz/と入力した場合はCosmo-Z上のWebアプリが動作します。
Cosmo-Z上で名前解決の問い合わせに応答しているプログラムはsambaの中のnmbdというデーモンです。名前解決がうまくできない場合は、下記のコマンドでnmbdが正しく動作しているかを確認してください。
# service nmbd status
何らかの事情でnmbdを停止したい場合は、
# service nmbd stop
で停止してください。
LinuxからCosmo-Z (Cosmo-Z Mini)を発見する
他のLinuxマシンからCosmo-Zの名前解決をするには、ネットワーク上のDNSサーバに登録するか、MDNSを利用します。MDNSとは同一ネットワーク内でマルチキャストで名前解決を行うプログラムであってavahi-daemonというプログラムを使うことで利用可能になります。
Cosmo-Z (Cosmo-Z Mini)のシェル上で、
# apt install -y avahi-daemon
と入力すると、avahi-daemonがインストールされ、MDNSによって名前解決が行われるようになります。
なお、Windows10もMDNSに対応しているので、avahi-daemonが動作していればnmbdを停止しても名前解決は可能です。また、cosmoz.localでも名前解決は可能です。
何らかの事情でavahi-daemonを停止したい場合は、
# service avahi-daemon stop
と入力します。