FPGAの書き換え

FPGAを論理合成するとBitStreamファイルが作られます。出来上がったBitStreamで起動するには、FSBLという起動プログラムとU-Bootというローダと一緒にパッケージングしてboot.binを作成しなければなりません。

Cosmo-Zでは、BitStreamにFSBLとU-Bootをリンクさせてboot.binを作成する作業をWebブラウザで行うことができます。また、特定の用途向けに作成されたboot.binを用いてCosmo-Zの起動ファイルを置き換えることもブラウザ上から行うことができます。

boot.binの更新手順

ブラウザで http://cosmoz/ と入力し、Cosmo-ZのWebにアクセスします。

(Cosmo-Z Miniでは http://cszmini/ )

 

次に右上の「管理者メニュー」を押します。

 

管理者パネルが開くので、「boot.binまたは.bitを送信」と書かれたボタンを押します。

 

ダイアログが開くので、「ファイルを選択」ボタンを押します。

 

ファイルダイアログが開くので、送信したいbitファイルまたは、binファイルを選択し、「開く」を押します。

通常はbitファイルを送信します。

※bitファイル・・・FPGAのデータのみ。Vivadoで生成されるファイルはこれ。FSBLとU-BootはCosmo-Zの標準のものが自動的にリンクされる

※binファイル・・・FPGAのBitStreamとFSBLとU-Bootがパッケージされたもの。

 

送信ボタンを押します。

 

ファイルが送られてCosmo-Z上でFSBLとU-Bootがリンクされます。このときのログが画面に表示されるので、エラーが出ていないことを確認します。

具体的には、Bootimage generated successfully と表示されていて、/mntの状況の後に現在の日付のboot.binが表示されていれば問題ありません。

 

OKを押します。

 

「再起動」ボタンを押すと、Cosmo-Zが再起動し、新しいデザインで起動します。

 

なお、FPGAに埋め込まれたバージョン番号を変えておけば、デザインが書き換わったことが容易にわかります。