データの流れ

Cosmo-Z FPGAの内部のデータフローを次の図に示します。

 

ablockでデコードされたデータは、adcadjブロックに与えられます。

adcadjでは生のADCデータにオフセットやゲインの補正が可能ですが、現在は用いられておりません。

uppは、放射線計測で用いられるフィルタ回路ですがオプションとなっているので、通常のCosmo-Z FPGAではパススルーとなります。

trigdelayは、プレトリガ機能を実現するための可変遅延回路で、トリガが発生する前の波形をキャプチャするために必要です。

trigunitは、トリガの検出回路です。

particle detector/mesunitはパルスの波高値を記録したり、イベントキャプチャを行うための回路です。また、ベースラインの推定を行います。

particle detector/mesunitを通過した後の信号はcapture DMAに通され、AXI HPポートを通じてメインメモリに格納されます。