更新情報2020年2月13日
2020/2/13
Cosmo-ZのFPGA、ファームウェア、およびWebアプリを大きく更新しました。
主な更新点は、
- イベントモードで「corrupted」と表示されてデータが壊れる不具合を修正した
- ハードウェアMCA(Multi Channel Analyzer)正式サポート
- Webオシロの高度化
です。
FPGAのバージョンは20021301となり、ライブラリ/ファームウェア/Webアプリのバージョンは2.47となりました。
アップデート方法
12bit版のCosmo-Zをご利用のお客様
USB-UARTコンソールからCosmo-Zにログインするか、SSHでログインし、
# cd /root # ./update-cosmoz
と入力してください。
14bit版のCosmo-Zをご利用のお客様
USB-UARTコンソールからCosmo-Zにログインするか、SSHでログインし、
# cd /root # ./update-cosmoz boot=cosmoz14bit
と入力してください。
16bit版のCosmo-Zをご利用のお客様
USB-UARTコンソールからCosmo-Zにログインするか、SSHでログインし、
# cd /root # ./update-cosmoz boot=cosmoz16bit
と入力してください。
アップデートの流れ
以下のように表示され、途中で「BOOT.BINを置き換えますか?」と聞かれるのでyを入力してください。
root@cosmoz:~# ./update-cosmoz Check and download system firmware... Check and download libraries... Check and download Web interface update... Check and download project source. アプリケーションをアップデートしました BOOT.BINを置き換えますか? 実行する場合は yes と入力して下さい. y Check and download firmware 'cosmoz/boot.bin' BOOT.BINを更新しました。 rebootと入力し、再起動してください。
再起動すると更新が完了します。
更新内容
個々の更新内容は以下をご覧ください。
FPGA
- ハードウェアMCAの実装
- イベントレートカウンタの32bit化
- イベントモードでのキャプチャ中にcorruptedと出てエラーとなる不具合の修正
ライブラリ/ファームウェア
- イベントモードで計測して512MBを超える場合にcorruptedエラーとなる不具合の修正
- 計測したデータが2GBを超える場合に発生する不具合の修正
- ADCの分解能に関わらず電圧値を正しく算出するようにした
ミニツール
- csz_blr、csz_tfa、csz_inv、csz_cfd、csz_mcaツールの追加
- ADCの分解能に関わらず電圧値を正しく算出するようにした
Webアプリ
- MCA機能の追加