Cosmo-Z Library  2.0.5
データ構造 | マクロ定義 | 型定義 | 列挙型 | 関数
cosmoz.h ファイル

Cosmo-Z library headder [詳解]

#include <stdio.h>
#include <stdint.h>
#include <time.h>

[ソースコード]

データ構造

struct  ADC_INFO
 ADCの情報を調べた結果が入る構造体 [詳解]
 
struct  ANALOG_CH_INFO
 アナログチャネルの情報 [詳解]
 
struct  CAPTURE_INFO
 波形キャプチャの実行結果 [詳解]
 
struct  EVHEADER_STR
 

マクロ定義

#define FIRMWARE_VERSION   0x02000301
 
#define FIRMWARE_DATE   0x20171025
 
#define MAX_REGS   64
 
#define MAX_EXTCH   4
 
#define NULL   ((void *)0)
 ぬるぽ
 
#define BOOL   int
 C言語ではBOOLがないのでintでtypedefしておく
 
#define TRUE   1
 C言語ではBOOL型がないので1に定義しておく
 
#define FALSE   0
 C言語ではBOOL型がないので0に定義しておく
 

型定義

typedef struct ADC_INFO ADC_INFO
 ADCの情報を調べた結果が入る構造体
 
typedef struct ANALOG_CH_INFO ANALOG_CH_INFO
 アナログチャネルの情報 [詳解]
 
typedef struct CAPTURE_INFO CAPTURE_INFO
 波形キャプチャの実行結果
 
typedef struct EVHEADER_STR EVHEADER_STR
 
typedef BOOL(* CALLBACK_EVENTCAP) (uint16_t *data, int datacount)
 

列挙型

enum  CAPTURE_STATUS { CAPSTAT_IDLE, CAPSTAT_TRIGWAIT, CAPSTAT_RUN }
 波形キャプチャの現在の状態 [詳解]
 
enum  CAPTURE_RESULT {
  CAPRESULT_SUCCESS, CAPRESULT_ABORTED, CAPRESULT_ERROR, CAPRESULT_ANOTHERRUN,
  CAPRESULT_TRIGGER_TIMEOUT
}
 波形キャプチャの実行結果 [詳解]
 
enum  CAPTURE_TRIGGER { CAPTRIG_AUTO, CAPTRIG_NORMAL, CAPTRIG_IMMEDIATE, CAPTRIG_LONG }
 波形キャプチャの方法を示す [詳解]
 
enum  TRIGTYPE {
  TRIGTYPE_OFF, TRIGTYPE_UPPER, TRIGTYPE_LOWER, TRIGTYPE_CROSS,
  TRIGTYPE_DISCRI, TRIGTYPE_RISE, TRIGTYPE_FALL, TRIGTYPE_LINKAGE,
  TRIGTYPE_USER, TRIGTYPE_ERROR
}
 トリガの方法を示す [詳解]
 
enum  EXTTRIGTYPE { EXTTRIGTYPE_OFF, EXTTRIGTYPE_RISE, EXTTRIGTYPE_FALL, EXTTRIGTYPE_HIGH }
 ディジタル入力トリガの方法を示す [詳解]
 
enum  COSMOZ_ERROR {
  CSZERR_ILLEGAL_REGNUM, CSZERR_MEMRANGE_OVERFLOW, CSZERR_MEMADDR_ALIGNMENT, CSZERR_UNSUPPORTED_FREQ,
  CSZERR_ILLEGAL_CHNUM, CSZERR_TRIGRANGE_OVER
}
 エラーの定義 [詳解]
 

関数

BOOL csz_open ()
 ドライバをオープンし、その他の雑多な初期化処理を行う。 [詳解]
 
uint32_t csz_firmware_version ()
 ファームウェアのバージョンを返す
 
uint32_t csz_firmware_date ()
 ファームウェアの日付を返す
 
uint32_t csz_driver_version ()
 ドライバのバージョンを返す
 
uint32_t csz_fpga_version ()
 FPGAのバージョンを返す
 
void csz_close ()
 CosmoZライブラリをクローズする関数 [詳解]
 
uint64_t csz_time48 ()
 48bitタイムスタンプの値を返す [詳解]
 
uint32_t csz_reg_read (int regnum)
 FPGA内蔵レジスタの読み出し [詳解]
 
BOOL csz_reg_write (int regnum, uint32_t val)
 FPGA内蔵レジスタへ書き込み [詳解]
 
int csz_mem_read (uint32_t addr, int len, void *buf)
 DMA用メモリのリード [詳解]
 
int csz_mem_write (uint32_t addr, int len, void *buf)
 DMA用メモリのライト [詳解]
 
void csz_mem_info (uint32_t *base_addr, ssize_t *size)
 メモリの情報を調べる
 
void csz_mem_dump (int offset, int len)
 メモリの内容をダンプする
 
BOOL csz_mem_test ()
 メモリのテストを行う
 
char * csz_get_error ()
 最終エラーの内容をテキストで受け取る
 
uint32_t csz_adc_val (int ch)
 現在のADCの値を取得する [詳解]
 
void csz_adc_reset ()
 ADCをソフトリセットし、同期を取り直す [詳解]
 
BOOL csz_adc_freq (int freq)
 ADCの周波数を設定し、同期をリセットする。 [詳解]
 
int csz_adc_getfreq ()
 現在のADCのサンプリング周波数を取得する [詳解]
 
void csz_adc_getinfo (ADC_INFO *info)
 ADCに関する情報を取得する [詳解]
 
void csz_adc_testmode (BOOL on, int option)
 ADをがテストモードにする [詳解]
 
BOOL csz_adc_is_testmode ()
 ADCがテストモードかどうかを調べる [詳解]
 
int csz_adc_maxch ()
 ADCのチャンネル数を取得する [詳解]
 
void csz_adc_calstat ()
 キャリブレーションの結果を表示(テスト用)
 
void csz_adc_enumerate (int *adcnum, char partnum[8][32])
 どのようなADCが接続されているか調べ上げる
 
void csz_adc_regdump ()
 ADCのレジスタを表示
 
CAPTURE_INFO csz_capture_execute (uint32_t chmask, int length, CAPTURE_TRIGGER type)
 波形キャプチャを実行する [詳解]
 
void csz_capture_datacopy (CAPTURE_INFO info, int ch, uint16_t *result)
 キャプチャされた波形データをユーザバッファにコピーする [詳解]
 
void csz_capture_datacopy32 (CAPTURE_INFO info, int ch, uint32_t *result)
 キャプチャされた波形データを32bitとしてユーザバッファにコピーする [詳解]
 
void csz_capture_timeout (int ms)
 タイムアウトを指定する [詳解]
 
int csz_capture_get_timeout ()
 キャプチャのタイムアウト時間を取得する
 
void csz_capture_abort ()
 現在の波形キャプチャを中断する
 
CAPTURE_STATUS csz_capture_status ()
 現在のキャプチャの状態(RUNか、IDLEか、TRIGWAITか)を返す
 
CAPTURE_INFO csz_evcap_execute (uint32_t chmask, int count, CALLBACK_EVENTCAP func)
 
BOOL csz_evcap_get_next (CAPTURE_INFO *info, EVHEADER_STR *hdr, uint16_t *data)
 
void csz_trig_ortrig (BOOL ortrig)
 トリガをORトリガ(全チャネルのうちの1つでもヒットしたら、全体のトリガをかける)に設定する
 
BOOL csz_trig_is_ortrig ()
 現在ORトリガが適用されているかを調べる
 
BOOL csz_trig_set (int ch, TRIGTYPE type, int val)
 トリガをセットする [詳解]
 
BOOL csz_trig_set_voltage (int ch, TRIGTYPE type, double voltage)
 電圧でトリガをセットする [詳解]
 
TRIGTYPE csz_trig_gettype (int ch)
 トリガのタイプを取得する [詳解]
 
int csz_trig_getadcval (int ch)
 トリガのタイプを取得する [詳解]
 
double csz_trig_getvoltage (int ch)
 トリガの値を電圧として取得する [詳解]
 
const char * csz_trig_tostr (TRIGTYPE type)
 トリガの値を電圧で取得する [詳解]
 
int csz_trig_rate (int ch)
 トリガのカウントレートを調べる
 
int csz_trig_pulseheight (int ch)
 トリガがかかっているパルスハイトを調べる
 
int csz_trig_pedestal (int ch)
 トリガがかかっていない状態のADC値を調べる
 
BOOL csz_pretrig_set (int pre)
 プレトリガ(トリガ点より前に何ポイント取るか)を設定する
 
void csz_pretrig_type (BOOL extend)
 プレトリガのタイプを指定 [詳解]
 
int csz_pretrig_get ()
 現在のプレトリガを取得する
 
int csz_pretrig_max ()
 FPGAに設定可能なプレトリガの最大値を調べる [詳解]
 
BOOL csz_posttrig_set (int pre)
 ポストトリガの長さを設定する
 
int csz_posttrig_get ()
 ポストトリガの長さを取得する
 
void csz_posttrig_fixed (BOOL fixed)
 ポストトリガのタイプを固定長にする
 
BOOL csz_posttrig_is_fixed ()
 ポストトリガのタイプが固定長であるか調べる
 
BOOL csz_exttrig_set (int extch, EXTTRIGTYPE type)
 外部トリガを設定 [詳解]
 
const char * csz_exttrig_tostr (EXTTRIGTYPE type)
 外部トリガのタイプを文字列にする
 
EXTTRIGTYPE csz_exttrig_get (int extch)
 外部トリガの状態を取得 [詳解]
 
BOOL csz_gps_time (uint32_t *gps_time, uint32_t *gps_10ns, uint32_t *gps_maxcount)
 GPSに同期した時刻を得る [詳解]
 
void csz_gps_settime (time_t time)
 GPS時刻を設定する [詳解]
 
double csz_xadc_tempe ()
 FPGAの温度を返す
 
double csz_xadc_vccint ()
 FPGAのコア電圧を返す
 
double csz_xadc_vccaux ()
 FPGAのAUX電圧を返す
 
double csz_xadc_vccddro ()
 FPGAのDDR電圧を返す
 
void csz_set_error (COSMOZ_ERROR err)
 エラーのセット
 
double csz_point2us (int point)
 現在のADCのサンプリング速度の設定で、データ点数を時間に変換する [詳解]
 
int csz_us2point (double us)
 現在のADCのサンプリング速度の設定で、時間をデータ点数に変換する [詳解]
 
void disable_ctrlc ()
 CTRL+Cを無効にする
 
BOOL is_crtlc_pushed ()
 ctrlcが押されたことを知る
 

詳解

Cosmo-Z library headder

バージョン
V2.0.0
日付
8. Oct 2017.
著者
Tokushu Denshi Kairo Inc.
覚え書き
Copyright © 2015-2017 Tokushu Denshi Kairo Inc. All rights reserved.

Cosmo-Z Firmware Library

型定義詳解

◆ ANALOG_CH_INFO

アナログチャネルの情報

覚え書き
(max_voltage - min_voltage) / resolution / gain が1LSBの電圧ステップとなるので意外と重要
警告
この情報はまだ使用されていない

列挙型詳解

◆ CAPTURE_RESULT

波形キャプチャの実行結果

列挙値
CAPRESULT_SUCCESS 

キャプチャは成功した

CAPRESULT_ABORTED 

キャプチャはユーザからの指示で中断された

CAPRESULT_ERROR 

データの転送が間に合わなかったなどの理由で失敗した

CAPRESULT_ANOTHERRUN 

他のキャプチャが動作しているため、波形キャプチャを開始できない

CAPRESULT_TRIGGER_TIMEOUT 

トリガ待ち状態のままで、タイムアウトした

◆ CAPTURE_STATUS

波形キャプチャの現在の状態

列挙値
CAPSTAT_IDLE 

待機状態

CAPSTAT_TRIGWAIT 

トリガ待ち状態

CAPSTAT_RUN 

実行中

◆ CAPTURE_TRIGGER

波形キャプチャの方法を示す

列挙値
CAPTRIG_AUTO 

オシロのAUTOモードのように、少しだけトリガを待ってからキャプチャ

CAPTRIG_NORMAL 

トリガが来るまで待ってからキャプチャする。オシロのNORMALモードに相当

CAPTRIG_IMMEDIATE 

即座にキャプチャを開始する

CAPTRIG_LONG 

長時間キャプチャ

◆ COSMOZ_ERROR

エラーの定義

todo:
実際の数値をあてはめよう
列挙値
CSZERR_ILLEGAL_REGNUM 

範囲外のレジスタ番号

CSZERR_MEMRANGE_OVERFLOW 

メモリアクセスの範囲がオーバーフローした

CSZERR_MEMADDR_ALIGNMENT 

メモリアクセスが4バイトの単位になっていない(エラーにはならない)

CSZERR_UNSUPPORTED_FREQ 

設定できない周波数に設定しようとした

CSZERR_ILLEGAL_CHNUM 

設定できないチャネル番号が指定された

CSZERR_TRIGRANGE_OVER 

トリガの値が逸脱した

◆ EXTTRIGTYPE

ディジタル入力トリガの方法を示す

列挙値
EXTTRIGTYPE_OFF 

トリガは発生しない

EXTTRIGTYPE_RISE 

立ち上がりでトリガ発生

EXTTRIGTYPE_FALL 

立ち下がりでトリガ発生

EXTTRIGTYPE_HIGH 

Hレベルでトリガ発生

◆ TRIGTYPE

enum TRIGTYPE

トリガの方法を示す

列挙値
TRIGTYPE_OFF 

トリガは発生しない

TRIGTYPE_UPPER 

指定値以上ならトリガ発生

TRIGTYPE_LOWER 

指定値以下ならトリガ発生

TRIGTYPE_CROSS 

指定値を横切ったらトリガ発生

TRIGTYPE_DISCRI 

通常の値より指定値分下回ったらトリガ発生

TRIGTYPE_RISE 

指定値を横切って立ち上がったらトリガ発生

TRIGTYPE_FALL 

指定値を横切って立ち下がったらトリガ発生

TRIGTYPE_LINKAGE 

他のチャネルがヒットしたらトリガ発生

TRIGTYPE_USER 

ユーザ定義による

TRIGTYPE_ERROR 

エラー

関数詳解

◆ csz_adc_freq()

BOOL csz_adc_freq ( int  freq)

ADCの周波数を設定し、同期をリセットする。

引数
freqサンプリング周波数
  • 1 : クロック周波数 80MHz , デシメーション80に設定する
  • 2 : クロック周波数 80MHz , デシメーション40に設定する
  • 4 : クロック周波数 80MHz , デシメーション20に設定する
  • 5 : クロック周波数 80MHz , デシメーション16に設定する
  • 8 : クロック周波数 80MHz , デシメーション10に設定する
  • 10 : クロック周波数 80MHz , デシメーション8に設定する
  • 16 : クロック周波数 80MHz , デシメーション5に設定する
  • 20 : クロック周波数 80MHz , デシメーション4に設定する
  • 25 : クロック周波数 100MHz , デシメーション4に設定する
  • 40 : クロック周波数 80MHz , デシメーション2に設定する
  • 50 : クロック周波数 100MHz , デシメーション2に設定する
  • 80 : クロック周波数 125MHz , デシメーション1に設定する
  • 100 : クロック周波数 125MHz , デシメーション1に設定する
  • 125 : クロック周波数 125MHz , デシメーション1に設定する
  • それ以外 エラーとなる
戻り値
設定できない値の場合はFALSEを返し、エラーコード CSZERR_UNSUPPORTED_FREQ を設定する。
警告
25MHzと50MHzはベース周波数100MHzなので、80MHzのADCでは本来は使用できない。

◆ csz_adc_getfreq()

int csz_adc_getfreq ( )

現在のADCのサンプリング周波数を取得する

戻り値
サンプリング周波数 (1~125)。なお、

ADCに与えているクロックの周波数ではなく、デシメーション後の周波数

◆ csz_adc_getinfo()

void csz_adc_getinfo ( ADC_INFO info)

ADCに関する情報を取得する

戻り値
検出されたADCの情報をADC_INFO構造体に入れて返す

◆ csz_adc_is_testmode()

BOOL csz_adc_is_testmode ( )

ADCがテストモードかどうかを調べる

戻り値
テストモードならばTRUEを、通常動作ならばFALSEを返す

◆ csz_adc_maxch()

int csz_adc_maxch ( )

ADCのチャンネル数を取得する

戻り値
現在のFPGAの構成で使用可能なADCのチャンネル数を返す。Cosmo-Zならば8,16,24,32のいずれかである。

◆ csz_adc_reset()

void csz_adc_reset ( )

ADCをソフトリセットし、同期を取り直す

覚え書き
この関数は実行するのに200msかかる。

◆ csz_adc_testmode()

void csz_adc_testmode ( BOOL  on,
int  option 
)

ADをがテストモードにする

実際にADCをテストモードにするのではなく、FPGA内でテストデータを発生させる。
Cosmo-Zでは、FPGA内の演算によって、指数関数的に減衰する波形「exp(-t/τ)」をLPFでなまらせたような波形を発生させる。

引数
onTRUEならばテストモードにする。
FALSEならば通常動作モードにする
optionテストモードのオプション設定(通常は0にする)

◆ csz_adc_val()

uint32_t csz_adc_val ( int  ch)

現在のADCの値を取得する

引数
ch調べたいADCのチャネル番号。1~32の範囲で指定すること。
戻り値
読み出したADCの値が返る。

関数を呼び出したタイミングでサンプリングされる。チャネルの同期などは行われない。
チャネル番号が範囲外のときには-1が返され、エラーコード CSZERR_ILLEGAL_CHNUM がセットされる。

覚え書き
この関数はFPGA内レジスタREGOFS_RAWADCを書き換える。

◆ csz_capture_datacopy()

void csz_capture_datacopy ( CAPTURE_INFO  info,
int  ch,
uint16_t *  result 
)

キャプチャされた波形データをユーザバッファにコピーする

引数
csz_capture_execute()で得られた実行結果構造体
ch取得したいチャネルの番号 (1-32)
[out]resultデータがコピーされるユーザバッファ。uint16_tである。

◆ csz_capture_datacopy32()

void csz_capture_datacopy32 ( CAPTURE_INFO  info,
int  ch,
uint32_t *  result 
)

キャプチャされた波形データを32bitとしてユーザバッファにコピーする

引数
csz_capture_execute()で得られた実行結果構造体
ch取得したいチャネルの番号 (1-32)
[out]resultデータがコピーされるユーザバッファ。uint32_tである。

◆ csz_capture_execute()

CAPTURE_INFO csz_capture_execute ( uint32_t  chmask,
int  length,
CAPTURE_TRIGGER  type 
)

波形キャプチャを実行する

引数
chmaskキャプチャしたいチャネルを2進数のビットマスクで指定する。
例えば、CH1とCH3とCH7,8をキャプチャしたい場合には0xc5とする。
lengthキャプチャしたい長さを、データ点数で指定する。
typeキャプチャの方法を指定する
戻り値
キャプチャの実行結果構造体
覚え書き
キャプチャした結果のデータは、csz_capture_datacopy関数を使って得る

◆ csz_capture_timeout()

void csz_capture_timeout ( int  ms)

タイムアウトを指定する

キャプチャを開始してもトリガが入らない場合にタイムアウトする時間を設定する。
タイムアウトすると csz_capture_execute() は CAPRESULT_TRIGGER_TIMEOUT を返す

引数
msタイムアウト時間。ms単位。

◆ csz_close()

void csz_close ( )

CosmoZライブラリをクローズする関数

ドライバをクローズし、その他の雑多なメモリの開放や環境の復元を行います。

◆ csz_exttrig_get()

EXTTRIGTYPE csz_exttrig_get ( int  extch)

外部トリガの状態を取得

引数
extch0-3 チャネル番号

◆ csz_exttrig_set()

BOOL csz_exttrig_set ( int  extch,
EXTTRIGTYPE  type 
)

外部トリガを設定

引数
extch0-3 チャネル番号
type外部トリガタイプ

◆ csz_gps_settime()

void csz_gps_settime ( time_t  time)

GPS時刻を設定する

引数
現在のGPS時刻。Unix時刻形式で与える

◆ csz_gps_time()

BOOL csz_gps_time ( uint32_t *  gps_time,
uint32_t *  gps_10ns,
uint32_t *  gps_maxcount 
)

GPSに同期した時刻を得る

引数
[out]gps_timeGPSの1pps信号で数えた時刻
[out]gps_10ns1pps間の10nsクロックの現在のカウント数
[out]gps_maxcount10nsクロックが何個でGPSの1ppsとなるか
覚え書き
FPGAはGPSからの1PPS信号の周期を内部のクロックカウンタで測っている。
maxcountを使ってgps_10nsを校正しなければならないが、わかりにくい。
戻り値
GPSが使える場合はTRUEを返す。使えない場合はFALSEを返す。
覚え書き
この関数を使用する前に、csz_gps_settime()を呼び出すこと

◆ csz_mem_read()

int csz_mem_read ( uint32_t  addr,
int  len,
void *  buf 
)

DMA用メモリのリード

FPGAが計測したデータが入るメモリ(DMAバッファ)の内容を読み出す。 Cosmo-Zでは物理アドレス0x20000000~0x3fffffffがDMAバッファであるが、 引数で指定する値は0~0x1fffffffとする。 自動的にオフセットとして0x20000000が加わる。

引数
addr読み込みたいアドレス(Cosmo-Zでは0~0x1fffffff) バイト単位
len読み込むサイズ。バイト単位
[out]buf読み込んだ値が格納されるバッファ
戻り値
読み込んだバイト数。読み込むサイズと一致していなければエラーである。
警告
mallocやnewで確保したバッファは読み込んだデータが格納される十分な大きさがなければならない。 確保したサイズより大きなデータを読み込むと、システムが不安定になり、読み込んだバイト数が一致しなくなる。また、segmentation faultが発生する。

◆ csz_mem_write()

int csz_mem_write ( uint32_t  addr,
int  len,
void *  buf 
)

DMA用メモリのライト

引数
addr書き込みたいアドレス(Cosmo-Zでは0~0x1fffffff)
len書き込むサイズ。バイト単位
[in]buf書き込むデータが格納されているバッファ
戻り値
書き込んだバイト数。サイズと一致していなければエラーである。
覚え書き
バッファは書き込むだデータが格納される十分な大きさがなければならない
警告
mallocやnewで確保したバッファサイズより大きなデータを読み込むと、システムが不安定になる

◆ csz_open()

BOOL csz_open ( )

ドライバをオープンし、その他の雑多な初期化処理を行う。

戻り値
オープンに失敗した場合(ドライバがない、ドライバのアクセス権限がない)にはFALSEを返す
通常はTRUEを返す。
todo:
将来的にはリモートでオープンしたり、USB経由でオープンしたりするための引数が入るだろう。

◆ csz_point2us()

double csz_point2us ( int  point)

現在のADCのサンプリング速度の設定で、データ点数を時間に変換する

引数
pointデータ点数
戻り値
時間[us]単位

◆ csz_pretrig_max()

int csz_pretrig_max ( )

FPGAに設定可能なプレトリガの最大値を調べる

覚え書き
この関数はまだ実装されていない

◆ csz_pretrig_type()

void csz_pretrig_type ( BOOL  extend)

プレトリガのタイプを指定

引数
extendFALSEならばトリガがかかった時点から
覚え書き
この関数はまだ実装されていない

◆ csz_reg_read()

uint32_t csz_reg_read ( int  regnum)

FPGA内蔵レジスタの読み出し

引数
regnumレジスタ番号0~(MAX_REGS - 1)。デフォルトのFPGAでは63まで。
戻り値
レジスタの値が帰る。
覚え書き
範囲外のレジスタを読みだすと-1が帰る。この時エラー CSZERR_ILLEGAL_REGNUM がセットされる

◆ csz_reg_write()

BOOL csz_reg_write ( int  regnum,
uint32_t  val 
)

FPGA内蔵レジスタへ書き込み

引数
regnumレジスタ番号0~(MAX_REGS - 1)。デフォルトのFPGAでは63まで。
val書き込む値
戻り値
書き込みに成功するとTRUEを、失敗するとFALSEを返す
覚え書き
範囲外のレジスタへ書き込もうとすると失敗し、 CSZERR_ILLEGAL_REGNUM をセットする

◆ csz_time48()

uint64_t csz_time48 ( )

48bitタイムスタンプの値を返す

戻り値
FPGAが起動してからの時間を10ns単位で計った値

◆ csz_trig_getadcval()

int csz_trig_getadcval ( int  ch)

トリガのタイプを取得する

引数
chチャネル番号 (1-32)
戻り値
トリガがかかるADC値

◆ csz_trig_gettype()

TRIGTYPE csz_trig_gettype ( int  ch)

トリガのタイプを取得する

引数
chチャネル番号 (1-32)
[out]typeトリガの種類
[out]voltageトリガをかかる値。ADC値で示される。
戻り値
成功したらTRUEを返す。CH番号が逸脱していればFALSEを返し、err番号を設定する。
引数
chチャネル番号 (1-32)
戻り値
指定したチャネルのトリガの種類

◆ csz_trig_getvoltage()

double csz_trig_getvoltage ( int  ch)

トリガの値を電圧として取得する

引数
chチャネル番号 (1-32)
戻り値
トリガがかかる電圧

◆ csz_trig_set()

BOOL csz_trig_set ( int  ch,
TRIGTYPE  type,
int  val 
)

トリガをセットする

引数
chチャネル番号 (1-32)
typeトリガのかけ方
valトリガをかける値。ADC値で設定する。LinkageとOffの場合は、値は設定されるが動作には関係ない。
戻り値
成功したらTRUEを返す。CH番号が逸脱しているか、値が逸脱していたらFALSEを返し、err番号を設定する。

◆ csz_trig_set_voltage()

BOOL csz_trig_set_voltage ( int  ch,
TRIGTYPE  type,
double  voltage 
)

電圧でトリガをセットする

引数
chチャネル番号 (1-32)
typeトリガのかけ方
voltageトリガをかける値。電圧で設定する。LinkageとOffの場合は、値は設定されるが動作には関係ない。
戻り値
成功したらTRUEを返す。CH番号が逸脱しているか、値が逸脱していたらFALSEを返し、err番号を設定する。

◆ csz_trig_tostr()

const char* csz_trig_tostr ( TRIGTYPE  type)

トリガの値を電圧で取得する

引数
chチャネル番号 (1-32)
[out]typeトリガの種類
[out]voltageトリガをかかる値。電圧で示される。
戻り値
成功したらTRUEを返す。CH番号が逸脱していればFALSEを返し、err番号を設定する。 トリガのタイプを文字列にして返す

◆ csz_us2point()

int csz_us2point ( double  us)

現在のADCのサンプリング速度の設定で、時間をデータ点数に変換する

引数
us時間[us]単位
戻り値
データ点数