Cosmo-Z Library  2.0.5
トリガのかけかた

Cosmo-Zのトリガには、各チャネルで個別に発生させた「チャネルトリガ信号」と、 チャネルトリガを全体でANDまたはORして生成した「全体トリガ」があります。

イベントキャプチャモードでは、チャネルトリガに同期して波形が取り込まれます。

オシロモードでは、全体トリガに同期して波形が取り込まれます。
まずは、各チャネルにトリガを設定し、全体のORまたはANDを指定してください。

チャネルトリガは、各チャネルのADCの値が、

イベントキャプチャモードでは、他のチャネルのトリガ発生に合わせて、別のチャネルのトリガを設定することができます。 その場合、 TRIGTYPE_LINKAGE を指定します。

また、TRIGTYPE_OFF を指定した場合、そのチャネルはトリガを発生させません。 全体のトリガは、OFFを指定したチャネルを無視してかかります。

全チャネルがOFFの場合、全体のトリガは常にかかった状態になります。

トリガを設定するサンプルコードを以下に示します。


    // すべてのチャネルのトリガをOFFにする
    for(int ch = 1;ch <= csz_adc_maxch() ; ch++) {
        csz_trig_set(ch, TRIGTYPE_OFF, 0);
    }
 
    // CH8のADCが1000を下回ったらトリガをかける
    csz_trig_set(8, TRIGTYPE_FALL, 1000);
 
    // ORトリガにする
    csz_trig_ortrig(TRUE);
 
    ・・・
 
    // トリガ設定の表示
    for(int ch = 1;ch <= csz_adc_maxch() ; ch++) {
        printf("Trig ch = %d, type = %s , val = %d\n",ch,
                csz_trig_tostr(csz_trig_gettype(ch)),
                csz_trig_getadcval(ch)
                );
    }
    if(csz_trig_is_ortrig()) {
        printf("OR trigger\n");
    }
    else {
        printf("AND trigger\n");
    }