Cosmo-Z コインシデンス+ベトー測定
コインシデンス+ベトー測定の設定をすると、特定の信号が同時に発生し、かつ別の信号が発生しないイベントを取得することが可能です。
上図のように、BとCで同時に信号が検出され、かつAで信号が検出されていないイベントを取得するとします。
ある検出器をアクティブコリメータとして利用しBGを除去しつつ、かつコインシデンスイベントを取得したい時などに利用できます。
上図のデータ取得トリガの論理式:(not A)&B&C
実用例
- BG(宇宙線や散乱線)の除去(アクティブコリメーター)
- 陽電子放出核種の放出する消滅ガンマ線の検出
- コンプトン散乱イベントの抽出等
実測例(立下り信号ch.2とch.3のコインシデンスに対するch.1のベトー)
Ch.1<=U(2555), Ch.2<=L(2500), Ch.3<=L(2450) Others<=DC、AND